布のぬくもり感じてますか?
自分で縫った事はありますか?
家庭科では
いろいろな目的で
被服実習を取り入れます。
針や糸を使う
基礎縫いの技術を
身につけてほしい!
布という素材から
自分のオリジナル作品を
作り出す楽しみを知ってほしい!
布というキャンパスに
針と糸を使い
個性を表現していく面白さを
体験してほしい!
さらに…
手縫いをいれた場合は
その時間のかかり方や
労力も体感してほしい!
それが
既製服を買う時や
買った服を洗濯したり
アイロンをかけたりする時の
丁寧さにつながると
信じているからです。
学校現場では
被服実習は
受験に関係なく
男子校では
裁縫のテクニックを覚えても
何の役に立つかわからないと
言う生徒もいます。
ただ
一度縫い始めると
無心に運針する楽しさを
感じてくれる生徒もいます😊
手縫いを通して
心を落ち着け
自分の内面と向き合うという
経験もしてくれたらとも
思っています🍀
逆に
勉強の詰め込みで
疲れた感じのクラスでは
小さい声でのおしゃべりは
注意せずにそのままです。
「手は動かしてね」と 伝えますが
基本は楽しく実習してほしいと
思っているからです。
そうすると
無意識に
歌い出す生徒も出てきて
困る事もありますが😅
そういう光景を見る時
ホームスクーリングをされている
ご家庭でも
ちょっとした小物を作る時間を
とってもらえたらなあと
思う事があります。
料理などに比べて
ハードルが高いかもしれませんが…。
布の素材は
天然繊維なら
植物や動物の知識につながり
合成繊維なら
化学的な知識につながります。
さらに
日本は新合繊の開発が
かなり進んでいて
興味深いテクノロジーを応用した
繊維も実用化が進んでいます。
その世界の事に
興味を持つお子さんも
いらっしゃるかもしれません。
逆に
大量に生産され
大量に販売され
大量に消費される
既製服は環境問題の
厄介な原因となっていて
その対策は急務です。
そこを家庭で出来る事から
考えてみるとい
アプローチも可能です。
春からの自粛の影響で
アパレル産業がどう変化し
それが
経済や社会全体に
どんな意味をもたらすか?
これは社会学の分野です。
SDGsでいけば
環境だけでなく
雇用問題や児童労働など
多くの目標と関わるのが
分かります。
こういう事を考えるとき
ネットや本からの知識だけでなく
自分で手作業をする事で
初めて分かる事も
たくさんあるかと思います。
そこへの気づきには
身近な人からの
問いかけや働きかけが
必要となりますが
きっかけ作りとして
手縫いの作品作りは
おすすめです😉
芸術の秋
世界にひとつしかない
布のオリジナル作品を
創ってみてはいかがですか🌿
写真は
今月始まる被服実習に
使うために縫った
ペンシルケースです。
今回は
教材会社さんのキットを
使わせていただいていますが
二枚の布とファスナーが
あれば縫えます😊
(ほころばないように
ロックミシンがけなどの
処理は必要となります)
そして写真の
ハンドクリームは針仕事が
スムーズに進むための必需品😉
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