みらい家庭科ラボでは下記のような日程で
家庭科の先生方を対象に授業のスキルアップなどを目的とした「アップデートセミナー」を定期開催させていただきました。
2022年11月~2023年3月(月2回開催)
年月 | テーマ |
2022年11月 | 家庭科の授業を進路指導につなげるには |
2022年12月 | これからの時代の家計の授業のアイデア |
2023年1月 | 食のプロから学ぶ「これからの調理実習のアイデア」 |
2023年2月 | どんな工夫が出来る?保育分野の実践例 |
2023年3月 | どうする?来年度のカリキュラム |
各セミナーの一部は、みらい家庭科ラボのYouTubeチャンネル「おしゃべり家庭科室」でもご覧いただけます。下記の動画は一例です。
開催したセミナーにご参加いただいた先生方にアンケートにご協力いただき、その回答をまとめさせていただいきました。
【実際に受講された先生のご感想】
〈いただいたコメント〉
(HP掲載のご了承をいただいております。)
初めて参加しましたがとても楽しく、勉強させていただきました。(40代女性)
本日はありがとうございました。小学校のうちから、食への関心を高めたり、食の知識を身につけさせられるような家庭科の授業をしていきたいと思いました。また、交流時間では他の先生方の実践を聞いたり、いろいろな食品の品種を教えてもらったりして大変勉強になりました。(20代女性)
その他、ご参加いただいた先生方からの感想は以下に2つのテーマでまとめさせていただいております。よろしければご覧ください。
〈セミナーが役に立ったかどうかについて〉
- セミナーでは、他の先生の実践例を聞くことができ、自分の授業に役立つアイデアを増やすことができたという声が多くありました。また、セミナーの講師の先生方が親身になって相談にのってくださったり、いろんなアイデアを提案してくださったりして、期待以上の学びの時間になったという感想もありました。参加者の先生方は、セミナーの内容や雰囲気に満足している様子でした。
- セミナーでは、現在の生徒や学生に対する危機感を共有することができ、同じように感じている先生方と交流することができたという声もありました。鯨を食べる文化について、日本の伝統や誇りという側面と、世界の批判や圧力という側面との間で葛藤している先生方もいらっしゃいました。参加者の先生方は、セミナーを通して、自分の考えや立場を見つめ直すことができたということでした。
- セミナーでは、高校の生徒の偏差値によってカリキュラムが違ってくるということを学ぶことができたという声もありました。今、受け持っている生徒のレベルに合った授業をどうしたらいいのか、ということが明確になると、セミナーに参加しやすいという意見もありました。事前に授業での困りごとを聞くとか、セミナーの内容を事前に知らせるとか、そういう工夫があると良いという提案もありました。参加者の先生方は、セミナーを通して、自分の授業の改善点や課題を見つけることができたということでした。
- セミナーでは、授業の繋がりという視点も必要だということを学ぶことができたという声もありました。しかし、その視点にじっくり取り組む時間がなかったという残念な声もありました。色んな先生のお話を聞けたり、アドバイスをいただけたりしたのは良かったという声もありましたが、もう少し時間をかけて深く考えたり、実践したりしたかったという声もありました。参加者の先生方は、セミナーを通して、授業の繋がりという視点の重要性や難しさを感じたということでした。
- セミナーでは、知らないサイト名をたくさん教えてもらえたという声もありました。そのサイトを使って、自分の授業を工夫したり、生徒や学生の興味を引いたりすることができるという期待がありました。参加者の先生方は、セミナーを通して、新しい情報やツールに触れることができたということでした。
〈セミナー全体の感想について〉
- セミナーでは、自分に伝えられることを伝えていけばいいという言葉に励まされ、考えすぎずにできることを精一杯やろうという気持ちになったという声がありました。また、セミナーで紹介された実践例や教材の工夫などを取り入れて、保育の授業を充実させたいという意欲が高まったという声もありました。
- セミナーでは、日々の雑務に追われている中で、4月からアップデートしたことを形にしながら、新たに4月を迎えたいという目標を持つことができたという声がありました。セミナーを通して、自分の授業の見直しや改善の必要性を感じたという声もありました。
- セミナーでは、食の本来のあり方につながる新田先生の視点に刺激を受けたという声がありました。新田先生は、食に関するさまざまな問題や課題について、深く考えさせられる内容をお話ししてくださりました。参加者の先生方は、自分の授業にもその視点を取り入れたいという気持ちになったということでした。
- セミナーでは、家庭科における「保育」と保育者養成校で教えている内容とのギャップに気づくことができたという声がありました。高大連携を担当している先生は、そういったギャップをこれから調整していけたらという希望を持ったということでした。家庭科の教員でもないにもかかわらず、貴重な機会をいただいたと感謝の言葉もありました。
- セミナーでは、家庭科教員は各校専任1人の状況であることから、このような繋がりがあることに感謝するという声がありました。一人ぼっちだと感じていた先生は、この場を与えていただけて、もっと家庭科の授業をいろんな方の経験を学びながらアップデートしていきたいという気持ちになったということでした。新参者でも参加しやすい雰囲気であるという感想もありました。
今後、どのような形で先生方のお役に立てるような場を創っていくか現在検討中です。開催の運びとなりましたら、下記のPeatixのイベントページでお知らせいたします。よろしければグループをフォローしていただけるとうれしく思います。
Peatixのイベントページはこちらです。
https://miraikateikalab.peatix.com/
お読みいただきありがとうございました。(終わり)