家庭科で育む「子ども達の生きる力」~未来の暮しや仕事に”新しい風”~

1知って欲しい家庭科の魅力

こんにちは。
関西の私学で2021年3月まで
家庭科教師をしていた
SAWAと申します。

これまで
25年以上の勤務経験の中で
約20校、のべ6000人の
生徒達と関わって来ました。

私学の進学校で
家庭科を受け持つと
家庭で生活経験が乏しい事が
多い生徒達にとって
家庭科は関心の低い科目に
なってしまいます。

でも
家庭科で扱う領域は広く
社会に出て役立つ事
ばかりなのでもったいないと
感じています。

また実習や実験では
様々な実体験が出来る
とても面白い科目です。

さらに
科目の目的として
”社会人としての自立”や
”コミュニケーション力の向上”
”ライフスタイルの構築”
などがあり
家庭科で扱う内容は
子ども達がこれから迎える時代を
自分らしく”生きていく力”を
育むためにとても
役に立つ内容だと思います。

今、学校教育の流れの中で
家庭科では
生活に関連したテーマで
探求学習を行い
課題解決までつなげ
プレゼンをする所まで
持っていく事もあります。

その学びの機会を通して
子ども達は
・自分の頭で考え
・自分の興味や関心を深め
・自分なりの方法で探り
・何かの知見を得て
・自分の価値基準を築く
というような経験をしていきます。

男女共修になってから
家庭科は特に
生活や人生をデザインし
自分らしく生きる力を
つけるために
いろいろな視点から
暮しの中の課題に
アプローチしていきます。

2いろいろな家庭科の視点

在職中に私の考えていた
家庭科の視点は
次のようなモノです。

・生活経営の視点
(暮しを総合的に
マネージメントする視点)

・生活者としての消費者視点
(実際に生活する者として
 商品やサービスについて
 視る事が出来る視点)
 さらに検討段階も踏まえて
 購入し利用する事で
 ユーザーエクスペリエンスを
 持つ消費者としての視点)

・新しい生活様式の提案者
 としての視点
(SDGsやエシカル
 コンシューマーを始め
 時代に合ったライフ
 スタイルを紹介し
 その人の暮しに合わせた
 取り入れ方などの
 アドバイザーとしての視点)

・生活に関わる
 課題解決のサポーター
 としての視点
(日常の暮しや人生に関わる
問題やトラブルなどの
課題を明確にして
その解決策を探り
実践していけるように促す
サポーターとしての視点)

これらの視点からの
様々な情報提供や
サポートなどは
子ども達が未来を生きる時
”新しいビジョン”を
吹き込む事が出来ると
信じています。

3 家庭科視点の活用例

それぞれの視点から
「シェアさせていただける事」を
まとめさせていただきます。

生活経営者の視点

 人生設計や生活デザインなどの
 未来の暮しのイメージや
 新しい時代に合う方法などの
 情報やアイデアのシェア
 
 未来についてのイメージを
 持てる事で子ども達は
 将来に希望を持つ事が出来
 生きる力を育む動機づけになります。

家庭人の視点

 結婚や出産、仕事などについての
 仕事や個人の時間や暮らしとのバランス、
 家庭生活に関わるお金や労力などの
 現状と今後の理想のイメージのシェア

 子ども達が未来の家庭生活にいつて
 ポジティブなイメージと同時に
 今の状況を知る事で
 より現実的に人生設計をする事が出来ます。

消費者(ユーザー)視点

 生活者のプロの視点での
 商品やサービスについての情報や
 新しい流れなどのシェア

 時代とともに変わるマーケティングや
 社会全体の消費者に対する
 経営戦略の現状などのシェア
 
 未来の消費者となる子ども達が
 SDGsなどを意識して
 ”消費知力”を身に付け
 次の時代をスマートに生きていく力
 を育む事で社会そのものの変化を
 支える力となります。

4ライフスタイルの情報シェア

・SDGsについての情報提供や
 暮しへの取り入れ方などの提案
 
 家庭科をベースに
 SDGsについてまとめた
 サイトはこちらから
 ご覧いただけます↓
SDGsサイト

・エシカルグッズや
 オーガニック品などの紹介や
 それらの利用の仕方などの
 情報やアイデアのシェア
 
 これらの情報やアイデアを通して
 子ども達が消費者として自覚し
 自分達の消費者として行動が
 社会や未来に与える影響などを知る事で
 どう生きていくかを考える事が出来ます。
 

5課題解決の視点

 今の社会は課題が山積みだと
 言われています。
 その状況の中で子ども達は
 学びの場で様々な教科を通して
 「課題解決力」をより高めるために
 ・探究学習
 ・プロジェクト学習
 ・課題解決学習
 などのいろいろな活動をしています。
 
 そこで家庭科での
 探究学習を担当した経験を通して
 次のような事をシェア出来ればと
 考えています。

 動画配信などで
 ”問い立て”の方法や
 ”探究”の仕方の例や
 ”解決策”の導き方など
 についての自身の経験や
 本やサイトなどの情報や
 アイデアのシェアが出来ればと
 思います。
 *YouTubeはこちらから
  ご覧いただけます↓
 YouTubeでの発信
 ホームラーニングを
 しているお子さん方に
 とっても
 その親御さんを含めた
 大人にとっても
 役に立つ内容と
 なればと思います。 

6卒業生へのエール

自分では
生徒達の人生に
長く関われる科目だと
思っていても
実際に非常勤講師の私と
受け持った卒業生との
接点はありません。

学校現場にいると
その年に受け持った
生徒達とはつながれますが
その時だけでした…。

それはしょうがない事と
諦めていましたが
時代は変化しています。

SNSの発信などを通して
社会に出ている
卒業生とつながる事も
学生時代に
家庭科が好きだった人と
つながる事も出来ます。

せっかく
つながれるなら
学生時代の家庭科に
「何か新しい価値を
 付け加えて
 伝える事が出来たら!」

そう考えて
卒業生へのエールも踏まえて
家庭科からの視点で
若い世代の人生に
”新しい風”を
取り込んでもらえるように
特に家庭を築き
子ども達を育てる時に
少しでも役に立てるようにと
活動をしています。

7情報やアイデアの発信

現在取り組んでいる
SNSでの発信は
次のような内容です。

こちらのサイトから
詳細をご覧いただきます↓
SNSでの発信

noteでの情報発信

(家庭科での経験談や
セレクトした情報を
より分かりやすく
まとめて投稿します)
サイトはこちらから↓
note

fm.standでの音声配信

(自分自身の暮らしや
 心地いい暮しにつながる
 ヒントなどを
 声に乗せて届けます)
サイトはこちらから↓
[fm.stand]

instagramでの情報発信

(生活情報や子どもの生きる力等に
 関わる情報やヒントを
 画像を通してお届けします)
サイトはこちらから↓
[instagram]

facebook

(他のSNSで発信した内容を
まとめています。)
サイトはこちらから↓
[Facebook]

重複している記事も
ありますが
参考にしていただければ幸いです。

今は情報発信を
中心に活動中です。
今後いろいろな方と
つながらせていただき
活動を広げていければと
思っています。

これから
いろいろな方と
ご縁をいただける事を
楽しみにしています。
よろしくお願いします。
〈終わり〉

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