「SDGs時代の組織学習をデザインする~ソーシャル思考を獲得するために~」と子どもの未来

はじめに

いつもお読みいただきありがとうございます。
2021年9月25日にオンラインで参加した
セミナーについて感じた事などを
子どもの未来と「生きる力」の視点から
まとめてみました。

SDGs時代の組織学習をデザインする

ソーシャル思考を獲得するために

今回このセミナーに参加したのは
”ソーシャル思考”という言葉が
これからの時代に生きる子ども達に
不可欠な考え方になるだろうと思ったからです。

”ソーシャル思考”という言葉から
その内容を何となく
イメージする事は出来ますが
それを説明してと言われると
漠然とし過ぎていて分かりません。
しかも
ソーシャル思考を獲得するというのはどういう事?
というのが気になり参加する事にしました。

また
子ども達が生きる未来の
時代背景として
「SDGs時代」という言葉が
テーマに含まれている事もあり
興味を持ちました。

セミナーでは言葉の定義や
その広がり方などの講義を受けるのだろうと
思っていましたが
特に印象に残ったのは
ソーシャル思考を超えた
「惑星思考」という表現でした。
(こちらの方がインパクトがあり過ぎて
ソーシャル思考の説明はあまり
頭に入って来ませんでした。)

待ったなしの危機的状況の中で
”地球”という星を
「サスティナブル」という声かけで
ただ維持していくだけでなく
「リジェネレイティブ」とう
環境再生を取り組みを取り入れ
地球の資源を目減りさせない
ように考えて行かなければならない
切迫感がものすごく伝わって来て
危機意識を共有出来た気がします。

この「リジェネレイティブ」という言葉は
他のセミナーに参加しても
よく耳にした表現で
将来こういう「環境再生型」商品でなければ
受け入れられない社会が
来るかもしれないという説明は説得力があり
未来の一つのカタチをイメージ出来ました。

受け入れる事・変わる事

このセミナーは社会人情報大学院主催の
経営などに関するセミナーだったので
こういう社会の変化に対する経営の話も
伺う事が出来ました。

そこで印象に残ったのは

失敗することへの予算づけ

という言葉です。

気候変動など現在のような危機的な状況の中で
悠長な長期的プランを立てて
リスクマネージメントをし過ぎて
”失敗”しないようにするのは
逆にリスクが大きい
という事になりそうです。

これは未来を生きる子ども達にとっても
必要な考え方で
これまでのような予定調和的な行動や
協調性を重視される行動基準よりも
多少のリスクは織り込み済みで
行動をしていく事が大切になりそうです。

従来の考え方では
いわゆる”エリートコース”という王道があり
そこにいかに効率的にたどり着くか
というのが子育ての一つの方法
だったかもしれません。

これからは子どもが何かで
遠回りする事への”予算”、
これは経済面の余分なお金でもあり
心理面の遠回りする事を受け入れる
”ゆとり”なのかもしれませんが、
そういう事が必要とされるのだろうと思います。

思考法(社員教育)の変化

今回のセミナーの受講で
一番面白かったのは
「社員教育の系譜」で説明された
思考法の変化でした。

以前、超進学校で家庭科を担当していた時
大学受験に無関係の家庭科でも
生徒達にとって何か役に立てる事を
伝える事は出来ないかと
消費生活のマーケティングの分野や
人生設計のキャリアデザインの分野などで
その時々に流行していた思考法の紹介を
していた時期がありました。

その頃、思考法についての本を読み漁り
自分なりに解釈はしていたのですが
その変化の流れについての理解は不十分でした。

システム思考
デザイン思考
アート思考
ソーシャル思考

という変化は時代背景とともに
説明を聞くととても分かりやすく
納得感がありました。
(ここでは詳細は割愛します。)

ただ子ども達にとっては
未来にも多様な考え方が出て来て
それは時代が要請したもので
そういう流れに対して
アンテナを立てて敏感にキャッチする事は
不可欠になってくるだろうと思います。

その思考法を実際に取り入れるかどうかは
別問題ですが、少なくとも
そういう考え方があり
そういう考え方を支持する人が多いというのは
事実だという事を知る事は
周囲の人達とコミュニケーションと取る時に
大事になってくるかと思います。

組織学習

このセミナーに出て来る組織学習という言葉は
他のセミナーに参加しても
最近よく耳にするようになりました。

これは企業内での”学習する組織”という事
のようでしたが、
私が興味を持ったのは、
その可能性についての説明でした。

今までにないようなスピード感で
”惑星思考”のようなとんでもなく
高い視座で現状を打破しようとすれば
これまでとは全く違う行動や
社会課題へのアプローチが必要と
なってくるのは当然の事だと思います。

では、どうすればいいのか?

セミナーで教えていただいた
その答えになるかもしれないヒントは
下記の通りです。

・異質との出会いのデザイン
・対話と協働
・ダイバーシティへの挑戦
・不確実さへの耐性

これらは様々な解釈が出来るかと思いますが
子ども達の未来にとって必要になりそうだと
感じたのでシェアさせていただきました。

まとめ〈ソーシャル思考の獲得〉

ソーシャル思考時代の定義や
意味の詳細よりも
子ども達が未来を「生きる力」として
これは外せないだろうと感じたのは
”ソーシャル思考の獲得”で
紹介された次の内容です。

・視野を広げる
・視座をあげる
・批判的思考を身に付ける
・創発する仲間と出会う

このセミナーの主催が
大学院という事もあり
上記の4つはとても
教科書的というか
当たり前の事に見えますが
いざ”やる”となると難しい内容ばかりです。

特に子ども達が主体的に意欲を持って
これらの事をしていくためには
周囲の大人達の適切な働きかけや
環境づくり、声かけなどが
不可欠になってくるかと思います。

微力でも出来る事

ここまで書いて来た事は
理想論やきれい事ばかりかもしれません。
ただ、これからの時代を生きる
子ども達には必要な事ばかりです。

書きっぱなしではなく
些細な事でも微力でも
今の自分に出来る事として
小さな活動をしています。
よろしければ下記のHPを
ご覧ください。
子ども達が未来を「生きる力」を育むサポート

長文にお付き合いいただき
ありがとうございました。
〈終わり〉
#組織学習
#ソーシャル思考
#社会人情報学院
#未来を生きる力
#思考法

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